藤沢市にご新居を建てられたT様は、
お引越しから、およそ2週間が過ぎたころに、
カーテンを捜して湘南ファブリックにご来店されました。
ご夫妻は都内のショールームにも足を運ばれていました。
ずいぶん沢山のカーテンをご覧になられたそうです。
そんなタイミングでご来店下さいましたので、
ご新居には既に家具や小物が配置されていたので、かえってカーテン選びには好都合でした。
今回T様ご夫妻が、カーテン・シェードをお考えだった箇所は、
・リビングダイニングルームの掃出し窓、1か所
・ライブラリーコーナーの腰窓、1か所
・ランドリールームからバルコニーに出られる掃出し窓、1か所の計３窓です。
・自分たちが気に入って、ずっと使い続けられるものにしたかったから。
・品があって上質で、シンプルでナチュラルな雰囲気を自分の目で見て納得したかった。
・お気に入りのパステルグリーンのブラケットライトに似合うカーテン・シェードにしたかったから。
最適な色や素テクスチャーを模索しているうちに、
お引越しの日がきてしまった、そんな感じだったのでしょうか。
たくさん見過ぎて、なんだかわからなくなってしまった、とも。
確かに、ショールームで見ただけでは無理もないことかもしれません。
実際にあわせてみないことには、良くわからないものです。
派手かも
普通過ぎるかも
合わないかも、もっと他にもあるのかも？
初めて沢山の商品を目にしたときは、誰でも頭の中がいっぱいになってしまって
混乱してしまうのではないでしょうか。
でもそれは、頭の中でイメージすることに慣れていないだけ。
グリーンが良いと思っていたけれど、これでは合い過ぎて面白味がないな、とか
素材が粗いと少し子供っぽく感じる、もっとスタイリッシュにしたいな、など
実際にサンプルをご自宅であわせてみると、様々なことがわかってきます。
そして、沢山のカーテンをお納めしてきた、我々カーテンのプロがカーテン選びの
お手伝いをさせていただきますので、気になったことは何でもおっしゃって下さい。
「ご心配にはおよびません」「派手過ぎませんよ、素敵すぎるくらいです！」と、
背中を押させていただいた、T様邸のランドリールームのカーテン。
初めの候補は、白地にホワイトの刺繍が施された上品なレースカーテンでした。
でも、毎朝ここで、このカーテンを目にしたら、きっと気持ちが上がるでしょうねという
奥様との会話から、この色とりどりに咲いた草花の刺繍レースになったのでした。
オーダーカーテン専門店の湘南ファブリックでは、
お客様のイメージをにあうファブリックを、国内外のメーカーから選びお薦めいたします。
ご自宅で相談させていただきながら「じっくり」お選びいただくスタイルです。
もし煮詰まってしまった時も、誰かと話すことで気持ちが整理出来たり
新たな糸口が見いだせたりもします。
この時に気を付けたいのは、では誰と話すのか？です。
あなたの事情や好みに関心のないお相手では、糸は絡まるばかりかもしれませんので。
ご自宅での自然なやりとりを通して、お客様の本当の気持ちに近づけた、そんな経験があるので
現場でのお打合せは、とても大切にしているプロセスなのです。
T様のおうちでフロアの見切りに使われていたのが、この可愛いらしいモザイクタイルでした。
そのカラーが実は、奥様が一番お好きな色なのだと知って、そこから
シンプルな中に、さりげなくお気に入りを散りばめるあしらいが
お好みの表現なのだと確認できたり。
キッチンに立つと、お気に入りのブラケットライトと
ライブラリーコーナーの腰窓のシェードが一緒に目に入ってきます。
同じ色味にしなくて正解でした。
もし同じグリーンのシェードにしていたら単調で変化の少ない空間だったかも。
シェード：BLAGNY（ブラニ）ポリエステル100％
レースカーテン：MORNING DEW（モーニング デュー）ポリエステル100％
ウォッシュグレイでまとまった穏やかな色調が、品の良さを感じさせます。
ライブラリーコーナーの一角にあるミニギャラリーには、お子さんの作品が。
この壁紙の使い方、素敵なアイデアですね！
壁紙に額縁が回してありました。
リビングルームの掃出し窓です。
BLAGNY（ブラニ）というベルギーのファブリックでシェードを
窓枠の内側には、MORNING DEW（モーニング デュー）という
トルコ製のファブリックでレースカーテンを納めさせていただきました。
流行を追うのではなく、シンプルで温もりのある、
ご自分に響くものを捜しにいらした、T様ご夫妻でした。
このたびは誠にありがとうございました。
Merry Christmas !
